テスト課題や普段の予習や小テストなどを見ていると、その子が本当に理解できているのか、理解できていないのにその場しのぎで解いたのかは、プロが見れば一目瞭然です。

そして理解できていないのにも関わらず、それを解決しようとしていない子を私は絶対に見逃しません。特に自立学習においては、そこを適当にやっている子は決して伸びないからです。

勉強の目的には個々人色々な考えがあると思いますが、目の前の課題をやることにおける目的意識は、主に２つです。それは【①理解すること】そして【②終わらせること】です。そしてこの順番は絶対に①→②でなければなりません。１つずつ理解して、しっかりできるようにしていくことが重要であり、終わらせることは、結果でしかありません。

しかし勉強ができない子は、これを逆にしていたり、ひどい場合①が欠落しているケースがほとんどです。

終わらせることが目標になれば、理解できなくても、とにかく早く終わらせようとして、直しを適当に済ませてしまうわけです。直しが適当だったり、途中式がしっかり書けない子は、このパターンです。

学校や塾の宿題なんかではそれをしてもあまり言われることはありません。中身の理解までは問われておらず、とにかくやってくることを求めているからです。

当塾の場合は、やれていたとしても中身のない子は追求します。ミスパターンやノート、その時の取り組みの様子を見ていれば一目瞭然です。

中学生は後期中間テストに向けた予習の終了期限まであと２週間となりました。残り日数を意識して、理解を伴った上で終わらせられるように進めていきましょう。