今年もあと１週間ほどで終わろうとしています。高校２年生の中には、そろそろ受験勉強始めるか～なんて思っている子もいるのではないでしょうか。以下は、今までも何度か書いている内容ですが、大切なことなので節目節目には改めて書こうと思います。

公立中学に進学した子だと想像しづらいかもしれませんが、私立中高一貫校の生徒は、中３ですでに高校の内容に入り、高２で高校の内容をすべて終え、高３はひたすら受験に向けて復習を進めていきます。偏差値の高い高校だと、高１の段階で高３までの履修内容をすべて終えるところもあります。

またみなさんより１年長く勉強してくる浪人生は、今この瞬間も死ぬ気で勉強しています。

目標とする大学が決まっている子は、合格に向けて高１の段階から意識的に自習に取り組み、２年間ほぼ毎日塾に自習に来て学校の宿題以外の学習に取り組んでいたりします。

大学受験ではこういった子たちと平等に競争しなければなりません。この現実をまずはしっかり知っておく必要があります。何の気なしにサボっている時間にも、こういった子たちとの差はどんどんついていくわけです。

受験勉強は、早く始めた者が断然有利で、遅く始めた者ほど確実に不利なのです。この原則は変わりません。

さらにもう一つ「周りがやっていないときにやっている者ほど差をつけられる」ということも頭に入れておきましょう。

周りが２，３時間程度しかやっていないような時期なら８時間でも差になりますが、３年の受験期になれば多くの子が８時間程度は普通に取り組みます。

部活を引退して、「そろそろ勉強頑張るかぁ～」なんて悠長なことを言っている頃には、もう圧倒的な差になっていますし、差を縮めようにも、みんな頑張っている中でさらに頑張って勝つことは容易ではありません。みんなが８時間やっていたら、それ以上やって初めて差になるわけです。厳しい戦いになります。

長々と書きましたが、要するに、受験勉強はいますぐやるべきだということです。今日が受験から一番遠い日です。時々刻々とその時は近づいているのですから、部活を引退したらとか、学校の宿題だけで忙しいとか、妙な言い訳などせず今すぐ始めましょう。

新高３の定員に関して