現状の個別指導塾の問題点とは？

今ホームページを見て頂いている方々の中には、初めて塾をご検討される保護者様も、現在お子様を個別指導塾に通わせている保護者様もいらっしゃると思います。そして、お子様の学習に不安を感じ塾をご検討されている最中だと思います。特に個別指導塾をご検討していらっしゃる方には、一般的な対人型個別指導塾にある問題点をご認識いただき、今後の塾選びの参考にして頂ければと思います。

私自身アルバイトとしていろいろな個別指導塾で７年間働いてきました。自分が学生時代塾に通っていなかったこともあり、塾とはこういうものという固定概念がない中で、「これで本当に大丈夫なの？」と感じる問題点が主に３点ありました。

① 理解させることにのみ力を入れた指導

→目の前の問題をどれだけ理解させられるかに力を入れる一方、塾以外での勉強は完全に丸投げにしている。宿題のやり方などは一切教えず、量も不十分なため、直前に一気にやってきてしまう子が多数いました。

② 定期テストで点を取ることだけに特化した勉強法

→テスト課題や対策プリントを何枚も印刷して覚えさせるなど、定期テストで点数を取ることだけに力を入れ、受験を意識した勉強ができていない。答えは覚えているのに、なぜそうなるかの解説はできない、という状態の子が発生していました。

③ 塾主導の「与えられるだけの勉強」

→何をいつどのようにやるかはすべて塾が決め、子どもはただその通りにやるだけの操り人形状態。中学を卒業して高校生になったら確実につまずくだろうな、と思っていました。

これらの結果として以下のようなことが起こります。

① 普段どう勉強するかが分からず、高校の授業についていけなくなる。

② 正しい勉強のやり方が分からず、どれだけやっても効果が出ない。

③ 与えられることに慣れて、自分でどう勉強すべきか分からない。

このような状態を放置していると、以下のような状態に陥ります。

①勉強時間を費やしても、勉強量をこなしても、全然実力がつかない。

②頑張っているつもりなのに、全然結果が出ない。

現状の一般的な個別指導塾で真の実力を伸ばせる子は以下のような子です。

①塾に通う目的が明確な子

②どのように勉強をするのかがすでに理解できている子

③すでに学習習慣がある子。

つまり当塾が考える重要ポイントである意識・戦略・習慣がある程度身に付いている子、ということです。

与えられることに慣れて、自立して勉強できない子は、もっと根本的な部分から変えなければいけません。目の前の問題を理解することに特化している現状の個別指導塾で、真の実力を伸ばすには限界があるのです。

今お子様の問題点が、勉強のやり方は問題なく習慣的に取り組めているにも関わらず成績が伸びない、ということであれば、分かりやすい指導で改善する可能性はあります。対人の個別指導塾でも効果は得られると思います。

しかし、勉強のやり方が分かっていない、習慣がない、勉強への正しい意識もない、など勉強以前の問題であれば、いくら分かりやすく教えてもらったところで実力を伸ばすことはできません。

そういう子はまず正しい勉強のやり方、勉強する習慣、勉強に対する意識を養い、しっかりと勉強する基盤を整えた上で学習することが必要不可欠です。当塾では自立した勉強に必要なこれらの基礎を養う指導を目的とした学習塾です。