入試における内申点の重要性

Ａさんの内申が３０、Ｂさんの内申が３１だったとしましょう。

内申点は２倍されるので、裁量ⅠとⅢの場合は、内申は２点差になります。

さらに裁量Ⅱの場合、内申が1.5倍されるので、内申は３点差になるわけです。

当然内申が２点違えば６点差、３点違えば９点差になるわけです。

裁量Ⅱの場合、内申１点に入試３問分の価値があるわけです。

この点差を多いとみるか、少ないと見るかは人それぞれだと思います。

しかし授業態度や提出物など、頑張れば頑張るだけ入試で点数をもらえる、と考えれば、かなり価値があると思いませんか？

入試を経験したことのない中学生にはまだ分からないかもしれませんが、入試には独特の緊張感があり、運に左右されることもしばしばあります。

「いつもならできる問題なのに緊張して…」「頭が真っ白になってしまって…」「たまたま苦手な所ばかり出て…」

こんなことが起こり得るのです。しかし内申点は入試当日までに約束された得点です。もっているだけ心強いですよね。

１１０点満点のテストを何百人の生徒が受けて順位を決める入試においては１点はとても重いです。友達と１点差だったのに、友達は受かって自分は落ちた！なんてことはよくあることなのです。

中学１，２年生だとあまり内申点の重要性が分からないかもしれません。だからこそ今のうちから内申を意識して取り組むことで、入試のとき、未来の自分を助けることができるかもしれません。

未来の自分を助けてくれるのは、今頑張っている自分自身です。

※2022/06/01追記　令和５年の入試からさらに裁量Ⅳ（内申点×２）、裁量Ⅴ（入試得点×２）が加わりました。