中学３年生は５日に学習診断テストがあります。学校では過去問などやっているころでしょうか。成績に入らないから、と高を括っている生徒もいるようですが、学診は現状を知るいい機会です。結果以上に内容を重視したいですね。

とはいえ、問題はすぐに返却されてしまって、直しもできない。そんなテストをどう生かせばよいのでしょうか。

たとえ直しができなくても、自分が何を理解できていないのか、は把握することはできます。

「連立方程式の文章題ができなかった」

「理科の化学反応の計算が合わなかった」

「歴史の出来事の年代順を覚えられていなかった」

「動詞の過去分詞形が出てこなかった」　　　　などなど。

学診でできていない内容は、当然ですが、対策しなければこれからもできないままです。逆にこのテストでできなかった内容を１つでも克服できれば、入試で出題されたときに大きな差となって表れます。

 【弱点を把握し、克服に向けて努力する】

 これこそ受験勉強の本質です。そして普段はなかなか気づけない自分の弱点を鮮明に表してくれるものこそ、学習診断テストです。

テストを意味のないものにするのか、有意義なものにするのかは、受ける側の取り組み方によって決まります。崇化館中学校は４連休に入り、時間も確保できます。今年最後の学診、有意義なものにできるようにしっかり準備をしていきましょう。