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定休日 | 土曜※・日曜 土曜は不定期開校 |
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対象学年 | 中学生 高校生 |
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知り合いの塾の先生のある本を借りて読んでいます。
基本的には教育関係者が読む読み物なので、保護者の皆さまが手に取る機会はなかなかないと思いますが、その中で面白い主張がされていたので少しご紹介いたします。
「偏差値」という言葉はご存じだと思います。その昔桑田昭三という教員が独自に開発した数値で、現在は予備校の模試などで広く使われる数値です。
しかしこの偏差値はあくまで相対的な数値です。受験者の数やレベルによって数値は異なるため、それらが明確でない限り何の意味も持ちません。加えて80年代には「偏差値」=「生徒の存在価値」のような位置づけになり、1992年以降公立中学校での進路指導における使用が禁止されたとのことです。
そんな偏差値に相対する位置づけとして、本書の中では「体験値」という概念が使われています。偏差値が他人と比べる数値であるのに対して、体験値は他者は関係なく、自ら考えたことの総体と定義されています。
こと勉強について言えば、例えばわからなかった問題があったときに、いろいろな参考書で調べたり、人に聞いたりしながら理解を深めていき、解けるようになることも新しい体験になりますし、結果的に解くことができなくても、その悔しさをばねにしてさらに頑張ろうと思えば、それも大切な体験となります。
それらを通して得られる「楽しい!」「わかった!」「面白い!」というポジティブな感情に加えて、「わからない」「悔しい」というネガティブな感情を伴った体験も時にプラスに働くのです。
この体験値を蓄えていくことこそ学生生活において一番重要なことです。
体験値を上げることで、自尊心や自己肯定感などを養うことができます。「わかる」「できる」といった感情は、その問題が解けること以上に、自分がその問題を解く能力がある、と自信につながるところに本当の意味があります。
体験値が豊かであればあるほど、将来大人になったときに、豊かな能力を開花させ、偏差値だけが良い生徒よりも活躍することができるのです。
東京大学が推薦入試を導入したり、偏差値偏重型のセンターが廃止されたりと、確実にこれからの時代はこの体験値が重要になります。
勉強においてこの体験値を養うには、まず問題に真摯に向き合うことです。
答えを見たり、手を抜いて勉強して仮に結果が出たとしても体験値は0です。勉強ができるだけ偏差値人間に、これからの社会で活躍できる場はありません。
そして自立学習こそ、体験値を積むのに大いに効果のある学習です。人から言われたことをただやるだけの受け身の学習よりも、自分を分析し、自分で考えて取り組む勉強の方が効果的です。
今回高校生は中間テストが終わりました。テストの点数を見て一喜一憂するのではなく、今回のテストで何を学んだのか?体験値を仮に数値化するなら1~10段階でどれくらいだと思うか。自己分析してみましょう。テスト前日、もうこれ以上やることはない!と胸を張って言えるくらいの取り組みを10点とすれば、あなたは何点でしたか?
テスト後、もう一度同じテストを受けたら間違いなく100点取れる!といえるくらいの取り組みを10点とすれば、今、何点くらいで取り組めてますか?
※出典「反転授業が変える教育の未来」反転授業研究会編集・芝池宗克・中西洋平著
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