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来年から愛知県の高校入試制度が変わることはご存じだと思います。まだ把握されていない方はこちらのページをご覧ください。→平成29年度から公立高校入試が変わる
先日その問題例が教育委員会から発表されました。
このブログのなかでも新傾向の問題について結構考察してきました。時代の潮流に合わせて、テストもより思考力、判断力、表現力を要する出題形式に変わると言われてきたわけですが、実際にどう変わったのか、各教科で見ていきたいと思います。
【国語について】
今まで以上に文章の意図、主張を把握しながら読む必要があります。論説文の場合、作者の定義した言葉などは特に意味を把握することを徹底して読まなくてはいけません。本例題によると、今までなかった国語的な文法を問う問題も出る可能性があります。ことばのきまりを徹底してやる必要があります。
さらに、2つとも正解で2点。これは結構シビアです。簡単には捨てづらいですね。
とにかく今まで以上に深く読み込む力が必要です。レベルの高い問題が増えるということは、進学校を目指す上位層にとっては死活問題です。この2点が大きく合否を左右する可能性があります。
【数学について】
予想通り証明が修正されました。さすがに記述にはならなかったですが。
この変更はむしろ易化です。合同、相似条件が与えられていれば、間違っている条件を選ぶのは練習次第でできるようになるでしょう。今までのように大枠の証明の流れが分からないと解けず、3問正解で1点に比べれば、2問正解で2点は得です。
与えられるヒントも増えますし、証明が苦手な子でも取り組みやすくなったのではないでしょうか。
【理科について】
理科については、出題形式で大きな変化はありませんでしたが、新しく加えられる問題は難易度の高い問題になりそうです。
データの対比で答えさせる問題や条件を変えて行った場合の変化を問う問題などは今までもありました。
しかし、今まで以上に知識やデータ解析力が必要になったように思います。例えば例題(1)であれば、①図3のグラフから水中で浮いているときのばねの伸びを読み取り、②表からそのときのおもりに働く重力を読み取り、③実験2①の文から物体Pの重さを読み取って、④最後に力を合成して求める。(この問題であれば、下向きに1Nの力が加わるはずだが、実際は0.4Nしか加わっていないので、上向きに0.6Nの浮力が加わっていることがわかる)
という多段階を踏んで答えを求めることになります。
理科は大問1と6が小問集合なので、そのどちらかに新しく入ることになりそうです。問題は難しくなりそうなので、こちらも進学校を目指す生徒にとってはカギとなる問題になりそうです。
教科書レベル以上の実験系の問題は私立の入試問題によく見られます。対策としてこちらも取り組んでおくと良いでしょう。
【社会について】
こちらも日本史のセンター試験のような問題が出てきました。(笑)
資料はありますが、現代語訳もご丁寧に書いてくれていますので、社会というよりは短い現代文の読み取り問題ですね。選択肢ア、イは、多少の知識を必要としますが受験勉強として、歴史の流れを押さえている子にとっては迷うことはないでしょう。試験時間が5分増えますが、その5分をしっかり使えば、細かいところまで読み取って解くことは難しくありません。この問題が2点であれば割と良い得点源になるのではないでしょうか。
【英語について】
リスニングは今まで正誤選択と書き取りでしたが、おそらく書き取りが1問減って、新問題が導入されることになるでしょう。
新問題は会話の流れや受け答えなどをしっかり聞き取ることが必要になります。ピンポイントで聞き取れても対応できません。
完全に難化です。普段からネイティブの発音に耳を慣らしていきましょう。
筆記試験では、英作文が来ましたね。しかも2文以上です。
ある程度ポイントとなる語は与えられているので、あとは適切な文法で文を作る力が必要です。また冠詞や前置詞などの細かい知識も必要となります。
この類の問題は学校の定期テストでは割とみられる問題です。普段から入試を意識して取り組むようにしましょう。
【まとめ】
新しい形式の問題例は発表されましたが、以下のような注意書きもあります。
次ページ以降に示す問題例は,これまで以上に思考力,判断力,表現力等を測る 出題とするための一例として作成したものです。(実際に出題する問題とは形式や 内容が異なることがあります。) また,各教科の全ての問題を例のように変えるわけではなく,例に示すような問 題を加えて出題することになります。なお,例は,実際に出題する問題の難易度を 示すものではないことにも留意してください。
問題の難易度はどうなるかわかりませんが、このように出題形式のヒントを与えてくれるだけでも非常に良心的な教育委員会ですね。今までの知識偏重型から確実に移行しつつあるので、自分で読み取り、考え、表現する練習を普段から行っていきましょう。
ただし、これらの練習はあくまで最低限の知識があってこそ。平均点以下の子はまず知識を詰め込むことから始めましょう。
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