当塾の受験勉強は２年の１月が本格スタートとなります。つまりは共通テスト（センター）の１年前です。それにあたってまず現高校２年生は現状と目標の差を明確にすることから始めなければなりません。

当然ですが、ほとんどの子が現段階で合格レベルには達していません。そのことは多くの子が分かっています。しかし、どれだけ達していないのかまではよく分かっていない子が多く、さらにその差を埋めるにはどういった取り組みが必要なのかはほとんどの子が分かっていません。

ただ何となく国公立を受験しようかな～、やら、勉強頑張らなきゃな～、やら考えていても何も始まりません。そういった子はギリギリになるまで何もやりません。なぜなら危機意識がないからです。１年あれば何とかなると言う、何を根拠かもわからない非常に危険な楽観的意識に毒されてしまっています。

これは1度経験している高校受験がさほど準備期間を必要としなかったということがあるのかもしれませんし、そもそも１年後の出来事に対して準備すると言う経験がないからかもしれません。しかし大学受験ではそれが必須になります。

まずは現実を知ることがスタートになります。模試を過去何度か受けて、今年秋の模試からは志望校の判定も出ています。何となく合格から遠いのか手の届くところにあるのかの漠然とした感覚はあるかもしれませんが、それでは不十分です。

現実を知ると言うのは、自分の実力もそうですが、敵を知ることも非常に重要です。

第一志望の大学受験で一番配点の高い教科は何ですか？センター試験のボーダーや二次試験の合格最低点は何点ですか？二次試験の国語に古文漢文は入りますか？英語は和文英訳や英作文がありますか？文法問題と長文問題の比率はどれくらいですか？

こういった質問に答えられて初めて、敵を知るということができていると思います。現段階で答えられない子も多いと思うので、しっかりリサーチしてみて下さい。これは他の誰かがやってくれるものではありません。自分で動かないと始まりません。大学受験の主人公は自分自身です。