特に中学生は夏休みにたくさんの宿題が出されると思います。夏休みの宿題をいかに早く終わらせて、自分の自由時間を確保できるかを、ほとんどの中学生が考えていると思います。スタートの時点から終わらせることが目標になってしまうのが夏休みの宿題です。そのため、よほど意識的に勉強できる子でない限り、作業のような取り組みで終わってしまうことが多いのです。

そもそも夏休みの学校の宿題が、自分の勉強にどれほど意味があるのかを考えたことがあるでしょうか。岡崎や刈谷、豊田西高校を狙うような子もいれば、私立単願や、公立高校に滑り込む子も同じ学年にいるわけです。その子たちにみんな同じように課されるのが学校の宿題です。部活をやっている子は自分の部活で想像してみてください。プロレベルの子も、普通にうまい子も、少しやったことあるくらいの子も、全くやったことない子も、みんな同じメニューで練習するのです。どうでしょうか。どの子にもに効果的なメニューが果たして組めるでしょうか。少なくとも私には思いつきません。

これが学校の宿題の本質です。何百人もの生徒のレベルや志望校に合わせて宿題を変えるなんてことができるほど学校の先生は暇ではありません。ですから高学力層は、学校の宿題など早々に終わらせて自分のレベルにあった勉強をするでしょうし、低学力層は答えを写したりして、終わらせることだけを目標とせざるをえません。平均レベルの子で、作業ではなく理解することを優先して取り組める子だけに効果を発揮すると思いますが、平均レベルの子ならたくさんいても、その中で、宿題を作業として終わらせず、理解することを優先して意識的に取り組める子が果たしてどれだけいるでしょうか。学校のチェックも、やったかやっていないかだけなのですから作業になってしまうのも無理ありません。

このことを知っておくと、学校の宿題だけで夏休みを終えてしまうということが何を意味するのか分かると思います。自分のレベルにあっていない課題を作業のように終わらせるだけの１ヶ月半と、理解すること、できるようにすることを意識して自分に本当に必要なレベルの課題に取り組む１ヶ月半。この差がどれほどの実力差を生むのかは計り知れません。はっきり言いますが、学校の宿題を作業のように終わらせるのは、勉強ではありません。解いて間違えた問題の答えを赤ペンで写して終わり、なんて作業で実力がつくなら世の中の中高生はみんな勉強ができるようになっています。

夏休みのような長期連休での勉強は、特に勉強する本人の意識がモノを言います。課題を終わらせることなんかより、１つの課題からどれだけ多くの知識を吸い上げ、自分の実力できるかをしっかり考えることができる子は、どんどん実力を伸ばすことができます。中高でたった６回しかない夏休みです。この貴重な夏休み１つの過ごし方で今後のあなたの人生は大きく変わることになるかもしれません。

中学生で、塾に通わず家でもしっかり自習ができるようにサポートするコースを夏休み期間限定で開講いたします。興味のある方は是非お問い合わせください。詳しくはこちら。