特に今の高校１、２年生のほとんどの子は、まだ大学受験に対する意識がそこまで高くないので、目の前のテストに向けて課題をやることに必死だと思います。もちろん１つ１つのテストでしっかり理解することがすべて受験につながっていくことは言うまでもありませんが、定期テストで受験レベルの実力をつけることはできません。また、定期テストでしっかり理解できないままになってしまっている子は、すべて受験勉強の借金になってしまっていることを自覚しなければなりません。

どんな子でも、受験に向けた勉強は、定期テスト勉強とは別に取り組んでいく必要があります。高２なら受験まで１年以上あります。１年遺以上先の受験に向けた勉強よりも、１ヶ月後の定期テストに向けた勉強の方がやる気が出ると思います。目標が近い方がすぐに結果が出る分、やる気も出て必死になれます。

しかしそもそも受験勉強とは、来る日のために普段からコツコツ知識を積み上げて実力を少しずつ伸ばしていく勉強です。直前にならないと必死になれない、やる気がでない、直近のことしかやりたくない、なんて子はそもそも受験勉強に向いていません。でも、向いていないから受験はしない、というわけにはいきませんよね。だったら受験勉強の性質に自分を合わせるしか方法はありません。

受験勉強の性質をまずはしっかり理解しましょう。直前に必死になって合格できるなら誰も苦労しないのです。以下は受験で苦労する１，２年生の特徴です。

・定期テスト前しか勉強せず、普段は宿題しかしない。

・定期テストで点数が取れなかった部分を放置している。

・分からなくても解決しようとせず、解説を読んだり書いたりするだけで満足している。

・そもそも勉強時間を確保できていない。勉強の習慣がなく、気分によってやったりやらなかったりする。

・勉強のやり方が良くないことは分かっているけど、改善に向けて何一つ行動していない。

・塾に通っている目的が説明できない。何となく塾に通っているだけ。

・３年生になって必死になれば受験は合格できると思っている。

・どこかには必ず合格できると思っている。

受験勉強は高３がやる勉強だと思っている子は今すぐ考えを改めてください。受験勉強は受験に向けて普段からコツコツ進めていく勉強であり、学年なんて関係ありません。あなたが、３年になってから頑張ればいいと思っている今この瞬間にも、受験に向けて勉強している同級生がたくさんいます。

当塾の高校生も受験に向けて復習すべき課題は生徒一人ひとりの必要性と希望に応じて与えています。もし、受験勉強は始めたいけど、何をすれば良いかわからない、という子は是非相談して下さい。