当塾のカリキュラムではテストの３週間前に予習などを含めた基礎固めはすべて終わるようになっているので、正直なところこの時点で、ほぼ確実に点数が上がる子、ギリギリ間にあう子、そしてアウトな子に大体分類されます。

私が感じる、テスト３週前の時点でほぼ確実に点数が上がる子の特徴はこんな感じです。

①予習を家でしっかり進めて、早い段階で終了している。

まず当塾のカリキュラムではこれが最重要ミッションになります。面談の段階でも、家で予習をやらない子は成績はあがりません、と断言しています。塾に来る週１，２回の２，３時間程度で実力は付きません。成績が上がる子はそれをしっかり理解して、家でもコツコツ進めてきます。

②疑問点は残さずに、質問して解決している。

成績が上がる子は疑問点は絶対に残しません。解説を読んでも理解できなければ自発的に質問してくれます。勉強への意識がないと、ただ解説を赤で書いて終わり！なんてことをしてしまっている子もいるのではないでしょうか。このことについても面談のときにはっきりと、分からない所の放置は塾に通う意味なし！と伝えています。

③指示されたことをすぐに実行する。アドバイスをすぐに生かす。

素直に指示を聞いて実行できる子は成長します。逆に、その場ではうんうんと聞いていても、時間が過ぎれば忘れてしまったり、別にいいかと行動に移さなかったりすれば、当然成績は伸びません。当たり前ですが、塾からの指示と言うのはすべて成績を上げるために必要なことです。それを無視したり、忘れているようでは、成績などあがりません。

④分かったふりをしない。ごまかしたりしない。

成績を上げる子は、分からなかったことやできなかったことをマイナスに捉えません。素直にわからないことを伝えますし、できるように見せかけたりしません。例えば、解いていて、×ばかりだと嫌だから適当に答を写して◯を水増ししよう、だとか、小テストの点数が低いのは嫌だから、答えを写して点数を水増ししよう、だとか、そんな見栄ははりません。点数の低い、できない自分を見せたくないなどと思っていませんか？

どうしょうか。①はカリキュラムの話なので、塾生以外はよくわからないかもしれませんが、②～④は意識の話です。つまり、当塾で成績を上げるために必要なのは、塾のカリキュラムを正しい意識で進めていくこと、ただそれだけです。現に当塾で成績を上げている子は、上記の①～④は普通にできています。１日１０時間勉強できる集中力だとか１度解くだけでできるようになる才能などではないのです。成績を上げる要素は意外とシンプルなのです。