数学と英語は積み上げ教科です。中１の基礎は中２で必要ですし、中１，２の基礎は中３の学習で必要不可欠です。それに加えて、英語はほぼ暗記ゲームです。進行形、比較、不定詞など、文法毎に形と意味を覚えなければならないですし、単語の意味や発音、スペルの暗記、熟語の暗記も必要です。

つまり、英語は借金返済がダントツに大変なのです。

借金としてたまった２年分の英単語と英熟語、文法を、中３の学習と並行して覚えなければならないわけです。しかも暗記教科は反復が必要です。１，２年でサボってしまった子が、３年生になって一気に勉強量を上げて集中して取り組むことや、それを習慣化すること、そして暗記のために日々反復練習することが果たしてできるでしょうか。そんなことがすぐにできる子なら、そもそもサボりません。

加えて、３年生の定期テストからは、１、２年生の内容も当たり前のように出題されます。サボっていれば当然復習単元は解けません。１，２年の内容が２０点分出るなら、８０点満点で戦わなければならないわけです。要は当然にテストの点数も伸びにくいのです。

さらに厳しい現実ですが、大学受験では文理問わず英語はほぼ必須です。中１，２で英語をサボるということは、高校受験だけでなく、大学受験でも大きなハンデを背負うことになるという事実を知っておくべきです。

英語のサボりはどの教科のサボりよりも悪影響が重大です。早めの対処が必要不可欠です。