春期や冬期のような１ヶ月に満たない程度短期の講習は当塾でも実施しています。

短期の講習は、夏期講習のような長期の講習よりも重要度が低いと思われがちです。

私は、夏の講習がリハビリ、春冬の短期講習は応急処置だと考えています。

例えばケガをしたとき、最初に応急処置をします。傷の程度にもよりますが、応急処置が正しく施されれば、後遺症になることはほとんどありません。

一方で、応急処置をせず放っておけば、傷はじわじわと体を蝕んでいき、本人の気づかないうちに体に大きなダメージを与えるかもしれません。

それが夏のリハビリにも大きく影響するわけですね。

短期講習は、まさに応急処置。苦手な内容、テスト前の詰め込みによって流出した知識、長期間復習がなされていない内容など、それらをしっかりと処置して、再度基礎固めすること。これが短期講習の意義です。

夏休みに復習すればいいと高をくくっていると後悔することになります。夏に実力を伸ばせる子は、夏までに基礎固めができている子がほとんどですから。

時間さえあれば実力は伸ばせる！なんて単純なものではありません。

冬や春に応急処置ができるかどうかで、それ以降の学習の効率が変わります。特に苦手教科や単元を放置している子や定期テストで基礎固めができていない子で、自力での復習が難しい子は、塾の講習を検討してみてはいかがでしょうか。