勉強についての話をしていると「やる気」のことを言う子がいます。やる気が出ないから机に向かえない。やる気を出すためにはどうすればいいですか。

そんな時私ははっきり言います。「勉強に対するやる気など存在しません。」

頑張って勉強している子たちは、別にやる気があって勉強しているわけではありません。「志望校に合格する」「定期テストでよい点を取る」など、勉強することで受けられるメリットを得るために、仕方なく勉強しているだけです。

それを勘違いして、やる気があるから勉強できる、ないから勉強できない、と考えている子が多いように感じます。

存在しないやる気など待っていても何の意味もありません。だらだらとスマホをいじっていて、突然勉強に対するやる気など出てきたことがありますか？たいていの子が「そろそろやるか～」と重い腰を上げているだけにすぎません。

「大学に合格したいけど勉強はしたくないな～」と思っている子は、「お金は欲しいけど働きたくないな～」と言っているニートと一緒です。痩せたいな～と言ってマックを食べているのと一緒。

勉強へのやる気なんて待っていても出ないのですから、とにかく机に向かい手を動かし続けましょう。そしてそれを毎日の習慣にする。家でできないなら、塾や図書館に行って環境で自らを縛って強制的に勉強に向かわせる。

これが勉強です。やる気をもってやるものではありません。だれも好きでやるものではないのです。

「やる気でないな～」とグダグダ言いながらも机に向かって手を動かし続けましょう。夏休み４０日間それを積み重ねることができれば実力は大きく伸ばすことができるはずです。