模試の判定はあくまで目安です。Ａ判定で落ちる人もいればＥ判定から合格する人もいます。あくまで目安としてですが、高３は第一志望の大学で、模試Ｃ判定を夏休みに入るまでに獲得しておきたいところです。

理由は、「夏休みに入ってから一気に競争が激化するから」です。

Ｃ判定は合格率５０％のボーダーと言われる位置です。つまり合格か不合格の境目にいるということです。周りより頑張った分だけ、そのまま合格圏内に入れるということになります。

ここで、夏休みに周りより頑張る、ということがどれほどハードルの高いことか知っておかなければなりません。国公立大を目指す子なら普通に平日５時間、休日８時間くらいやります。難関大なら１０時間以上は当たり前です。

Ｄ判定以下だと、この勉強時間以上を基準に取り組んでいかない限り、周りより頑張ったとは言えないわけです。休日８時間が頑張るのが普通なら、１０時間はやらなければなりません。１０時間が普通なら１２時間やることが求められるわけです。

Ｄ判定以下で夏休みに周りより頑張るということが、どれほど負荷がかかることかよくわかると思います。普段２，３時間程度しか勉強せず、スマホや睡眠も管理できていない子が、夏休みに入って、突然集中して９時間も１０時間も勉強できるようにはなりません。

夏休みまでにしっかりと基礎固めをしてＣ判定ボーダーまで伸ばしておくことを目標に、今すぐにとりくみを改善していきましょう。