開校時間 | 平日16:00~21:40 祝日14:00~19:00 |
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定休日 | 土曜※・日曜 土曜は不定期開校 |
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対象学年 | 中学生 高校生 |
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中高一貫教育は私立だとそれほど珍しいものではありません。しかし愛知県内において、公立の中高一貫校というのはありません。ちなみに全国でも公立中高一貫校がないのは富山、岐阜、愛知、三重、鳥取、島根の6県だけだそうです。東海地方がいかに公立中高一貫教育に遅れていたのかがよくわかります。
そんな中ついに愛知県にも公立中高一貫校の導入が始まります。対象高校と時期は以下のようになります。
【2025年4月開校】(探求学習重視)
①明和高校(尾張2郡)
②津島高校(尾張1郡)
③半田高校(尾張1郡)
④刈谷高校(三河)
【2026年4月開校】(探求学習重視)
①豊田西高校(三河)
②西尾高校(三河)
③時習館高校(三河)
【2026年4月開校】(地域のニーズ対応)
①日進高校(三河)…不登校対応
②衣台・安城南・豊田工科・知立(三河)※検討中…外国人対応
③美和高校(尾張1、2郡共通)…地域を支える人を育成
【2026年4月開校】(ものづくり型)
①愛知総合工科高校…データサイエンス
当塾は豊田市にあるので、豊田西高校の中高一貫校併設は非常にインパクトのある出来事です。しかし、私立の中高一貫教育とは少々違った感じなのでその点も注意が必要です。
資料を読み進めていくと気になる文言がありました。
私立高校の中高一貫教育だと高校受験がない分、中学生の段階で高校の内容を学習できるため、早い段階で大学受験範囲を履修し終えることができます。
中3の段階で高1の範囲まで習い終え、高2の段階ですべての範囲を習い終えて、高3の1年間はすべて大学受験勉強に費やす、みたいな感じです。
これが中高一貫教育の利点の一つです。
しかし公立中高一貫教育では、大学受験に向けた学習というよりもむしろ各高校の特色に応じて「探求を深める学習」を行うことを目標にしているようです。そのための先取り学習は適宜行うということだそうです。
私立中高一貫教育の公立版、だと思っていると少々ギャップが生じてしまうかもしれません。
上記の高校は完全に一貫校になるわけではありません。【併設型】と言って、中高一貫で中学から高校へそのままエスカレータ式に進学する子に加えて、普通に一般受験をして入ってくる子もいます。
すると気になるのは、中高一貫の子の定員が何人かということです。定員が多いほど一般受験での定員は少なくなることになるわけです。
資料によると中高一貫の定員は80人だそうです。
すると豊田西高校なら定員360人に対して推薦が10~15%なので一般定員は多くとも324人。
そこから中高一貫の80人分の枠が消えるわけです。
より狭き門になる予感がしますね。要は、今まで合格できていた80人が不合格になるわけですから。
一般的な公立中学校では受けられないような教育が受けられるという点ではアリではないでしょうか。
中高一貫中学に進学したからと言って、必ずその高校に進学しなければならないわけではないので、進路を狭められることもありません。
ただし必ずしも大学受験で有利になるようなものではないのかもしれません。
(とはいえ、私個人の予想では、しっかりと大学受験を見据えた指導が行われるような気がします。豊田西高校にとっては、自校の合格実績を押し上げる金の卵たちですからね。あくまで予想ですが…)
もし大学受験で有利になるような中高一貫教育を求めるなら私立の方が良いというのが私の意見です。ただし地元に該当高校がある子は、一般受験では狭き門になる可能性があるので、中学受験をしておくのもアリかなと思います。どれだけの倍率になるのかは気になるところです。
また今後の動向を注視していきます。
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