「偏差値３５のＥ判定からの国公立大学合格！」「学年最下位からの逆転合格！」なんかドラマチックで憧れますよね。でもこのような言葉を簡単に信じてはいけません。

たまたま１つの模試で偏差値３５を１教科取ってしまった。でも普段はボーダーくらいにいる。

たまたまサボって１回だけ学年最下位を取ってしまったことがある。でも普段は平均以上にいる。

これは果たして逆転合格でしょうか？私はそうは思いませんが、間違ったことは言っていないのも事実です。

私も定期テストで赤点を取ったことがあるので、「赤点を取るレベルから旧帝大に逆転合格！」という謳い文句でも間違いではないですね。ただ模試はボーダー付近にはいました。自分自身逆転合格などと思ったこともありません。

何が言いたいのかというと、普段から常に模試がD，E判定で定期テストも最下層で安定しているような状態からの、本当の意味での逆転合格などほとんど起きないということです。逆転合格などという言葉を安易に信じて、簡単に「自分もできる！」などと思ってはいけません。

D判定は合格率３５％、E判定は２０％以下です。これを覆すのは並大抵の努力では無理です。本当は相当に厳しいのに、ネット上の一部の特例や甘いキャッチコピーに惑わされてしまう子がいます。

Ｄ,Ｅ判定を覆すのに本当に必要なのは環境を変えることではなく、自分自身を変えることです。

スマホを管理できていますか？仮眠と惰眠を区別できていますか？気分で勉強時間を変えてないですか？隙間時間は使えていますか？休憩はメリハリを付けて取れていますか？

こういうことをしっかりと管理できて初めて逆転合格の一端に触れることができます。その上で環境を最適化することを考えるべきなのです。本気で逆転したいなら、そのことを意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。