夏休みは受験の山場と言われます。授業もなく、まとまった時間を確保できるので、受験勉強を進めるのには絶好の期間です。「夏休みから頑張る」なんて思っている子も少なくないかもしれません。

しかし山場を乗り越えるには、準備運動が必要不可欠です。何もせずに夏休みを迎えることは、準備運動をせず何も持たずに半袖半ズボンで登山することと同じです。ほぼ確実に途中で挫折します。

受験における準備運動とはズバリ、「基礎固め」です。

夏休みに入る段階で、目標とする大学の基礎レベルがしっかりと身についていなければなりません。例えば数学なら以下のような感じでしょうか。

東大／京大／国公立医医→青チャート全問完答レベル

東大京大以外の旧帝大→青チャート☆４完答レベル＋教科書傍用問題集B問題完答レベル

地方国公立大→青チャート☆３完答レベル

今まで大して運動をしてきていない人が準備運動もせずいきなり軽装で登山をするとどうなるか。体中を痛め、体温を奪われ、高山病で苦しい思いをし、どこかで確実にギブアップすることになるでしょう。

苦しむ高さまで登ることができればまだいい方で、最悪の場合、４合目くらいの、まだ苦しさもないような高さまでしか登れず夏休みを終えてしまうこともあるかもしれません。

例えが分かりづらいですかね…笑

要は基礎を固めずに夏休みに入ってしまえば受験の山場を乗り越えることはできないということです。

夏休みまであと７週間。定期テスト週間を除けばあと５週間です。

この５週間で目指す大学の基礎レベルはしっかりと定着できるように勉強していきましょう。