最初の面談の際、お子様に必ず聞くことがあります。それは「分からない問題があったらどうしてる」という質問です。

分からない問題に対する対応は、そのまま成績に直結します。現時点でどういう対応をしているかによって改善すべきポイントが浮き彫りになります。

 

いろいろな子の話を聞いてきた結果、以下のような傾向がありました。

上位２０％の比較的高学力層の子

・先生に聞く

・お父さんお母さんが質問に答えるのが限界になってきたから塾を探している

 

平均以下の学力層の子

・解説を読む／自分で調べる

・友達に聞く

・何もしない

 

 

私は、勉強できない子が集まって一緒に勉強すること自体学習効果が低いと考えています。

 

 

周りに友達がいれば気軽に話しかけられてしまうため緊張感も生まれないですし、集中力も高まりません。質問するのもされるのも、相手の集中を奪うことになりますし、それほど理解が深まるとも思えません。

 

 

以前友達と図書館で勉強したーと言っていた子のテキストを見た時、「３時間でたったこれだけ！？」とびっくりしたことがあります。本人はいたって満足気でした。テストはまあ…言わずもがなです

 

 

友達に質問して満足していると成績は上がりません。調べるのが面倒だから友達にさらっと聞いて理解した気になって、大して集中できていないにもかかわらず、本人は勉強した気になっている、というケースがほとんどです。

 

 

私の大学の友人は、友達と一緒に勉強していたと言っていたので話を聞くと、開始時間と休憩時間は決めておいて、あとは別々の場所で勉強し、何か分からないことがあれば休憩時間に持ち寄っていたそうです。

 

 

勉強中集中力を高めるためには一人で黙々取り組むことが鉄則です。友達との共依存状態での勉強にメリットはないので、もし思い当たる節がある子は早めに卒業しましょう。