夏休みまで１ヶ月となりました。高校生の夏休みはほぼ毎日学校の補習があり、部活もあるので、忙しい毎日を過ごす子も多いのかもしれません。高校１年生にとっては、中学の夏休みが天国だったと思うことでしょう。

さて、そんな夏休みですが、勉強において非常に重要な点があります。

それは「学校の授業がストップする」ということです。

毎日ハイペースで進んでいた授業がいったんストップします。いったん立ち止まって復習できる絶好の復習のチャンスです。そして何より受験勉強の時間を４０日間も確保できる数少ないチャンスなわけです。

夏休みでしっかりと学習量を確保して、宿題だけでなく受験に向けた勉強に取り組むことで、大学受験に向けて多くの貯金を作ることができます。

そんな大切な夏休みなのにも関わらず

学校の補習を受け、部活をやって帰ってきて宿題をさらっとやって、あとはだらけて１日を終える。

こんな過ごし方をしてしまう高校生が本当に多いのです。長年塾で働いてきて、学校に行って補習を受けることで満足してしまう子を本当にたくさん見てきました。

自分のレベルに合っていない課題に時間を費やし、本当に必要な学習に取り組むことができず、ただ９月の実力テストに向けて解法を覚えるだけの応用の効かない学習に終始し、結果大して実力が身につかないまま、たった３回しかない大チャンスを生かせずに終わるのです。

「夏を制する者は受験を制す」と言われますが、これは３年生に限ったことではないのです。

夏休みは、学校の補習・課題と、自分自身の受験勉強・復習は分けて考えなければいけません。

高校生の夏休みはたったの３回しかありません。学習戦略上非常に重要な期間です。しっかりと実力を伸ばせるように今から過ごし方を意識していきましょう。