特に受験生は、夏休みにしっかりと勉強時間を確保して取り組まなければなりません。受験生ともなれば１日１０時間以上の勉強が必要な子も出てきます。そんな子に一つアドバイスです。

１か所で長時間勉強せず、場所と内容を変えて勉強していきましょう

高い集中力を持続するには、脳に対して刺激を与えなければなりません。しかし同じ場所でずっと勉強していると、脳が環境に慣れてしまって、集中力が続かなくなります。

学校の授業でもたまに移動教室で環境が変わると、眠気が覚めたりした経験はないでしょうか？

同じ場所で１０時間勉強するのと、学校で３時間、塾で４時間、図書館で３時間、のように分けて勉強するのは、総学習時間は同じです。しかし、脳が感じる刺激は後者の方が高く、高い集中力で取り組むことができるかもしれません。

もちろん移動時間もあるので、それが惜しい子は１か所、２か所で取り組むのもいいかもしれません。ただ移動時間も、環境が変わった状態なので、電車やバスなら暗記に取り組むなどしてより学習時間を確保することも可能です。

時間を有効活用できるかどうかは自分の意識次第です。

夏休みの４０日間で見違えるように実力をつける子もいます。逆もまた然りです。

はっきり言いますが、現時点でＤ判定以下でこの夏を無駄に過ごしたらもうチャンスはほぼありません。まとまった学習時間が取れる本当に最後のチャンスです。

今日の内容を一つ参考にして、有意義な夏休みを過ごしてもらいたいと思います。