目の前の問題を解いた上で、しっかりと理解し、復習する中でできるようにすること。

これこそが勉強です。決して目の前の問題を解くことそのものではありません。

ここを勘違いして、ただ与えられた問題を解き、しっかりと理解できていない状態のまま、次の問題へ進んでしまう子が非常に多いのが現状です。

今、勉強ができない状態の子のほとんどはこんな感じで進めているのではないでしょうか。

このようにしっかりと理解していないまま、問題数だけこなして突き進んでしまうことは、非常に怖いことです。

・頑張っているつもりだから、いつかは結果が出ると思ってすぐに改善できない。

・その間も基礎が疎かな状態の単元がどんどんたまっていく。借金が増える。

このような状態のまま受験生になると…

・自分は理解しているつもりなので、基礎に戻ってやる、ということができない。

・基礎が疎かなままレベルに合わない問題だけを解いて力がつかない。

・結果、いくら時間をかけても成績が伸びない。

方向を間違えたまま、意味のない努力を続けてしまうことは、とても恐ろしいことです。

今、「何となくわかっているつもり」と思っている子は要注意です。

勉強において、何となく、というのは理解していないことと同義です。

自分の言葉でしっかりと解説できるかを確認しましょう。解説中につまずくような所があれば、それが理解不足になっているところです。多少時間がかかってでもしっかりと復習して、完璧に解説を目指しましょう。