高校１年生に１つ知っておいてもらいたいことがあります。それは『これから１１ヶ月の取り組み次第で来年の受験勉強の負担が決まる』と言うことです。

特に国公立大学を狙う子は６教科８科目勉強しなければなりません。これらを１年で基礎から合格レベルに持っていくのは並大抵のことではないのです。

基礎と一言で言っても、数学なら教科書６冊分、英単語は２０００語を超え、覚える英文法語法も何百とあり、そこに分厚い日本史世界史の教科書暗記や物理の公式、化学の無機有機、生物、古文単語、現代語と言った暗記ものが加わります。

多くの高３が「何から始めればいいのか分からない」と言う状態になって、高３の５月６月に相談に来るわけですが、その時点で受験生としての１年の半分近くが終わっています。

これらの基礎固めを高３になって受験勉強としてやろうと思うのがそもそも間違いです。

基礎固めは高３に入る前（高２の冬まで）に終わらせておき、高３に本格的なアウトプットに入れるようにしておくと、来年の受験勉強の負担が大きく軽減されます。

過去いろいろな生徒を見て来て、高２の１月の段階でＣ判定レベルの子はその大学に合格できている子が多いです。

現時点で模試がＤ判定以下の子。定期テストで平均以下の教科が多い子。要注意です。このまま借金を来年に持ち越すと返済は並大抵の負担ではないですよ。１日１０時間以上普通にできるならまだ可能性はありますが…

とはいえ、まだ高校生になって１年もたっていない皆さんに、いきなり大学受験の受験勉強のことを言ってもピンと来ないかもしれません。仮にこのブログを１００人読んだとしても、実際動くのは１，２人かもしれません。

その１，２人に入ることが出来れば、それだけ周りと差をつけることが出来るということですね。動く１，２人に入って周りと差をつけるか。その他９８，９９人に入って、今まで通り過ごすか。

今この決断が来年の皆さんの負担を決めます。