明確な将来のビジョンがあり、それに向かってすでに進んでいる子はいいですが、多くの子は漠然とした将来像の中で最適な道を模索している状態です。

その状態から道を決める際のチケットのようなものが勉強です。勉強しておけば選択肢は増えます。していなければ限られた選択肢から選ぶことになります。

だからこそ、勉強って面倒くさいんです。世の中の大切なことは大抵面倒くさい。それでもやるかどうか。「面倒くさい」という自分の気持ちにどれだけ打ち勝てるかどうか。

周りにいる勉強ができる子はなぜ勉強ができるか。生まれつき頭がいいわけではなく、面倒でサボりたいという自分の気持ちに打ち勝つ意思があるからです。能力ではなく意思。

「めんどうくさいな」「やりたくないな」

こんなことは誰でも思っています。大切なのはその一歩先。その一歩の違いが人生の選択肢を大きく変えるということです。

ちなみに表題の言葉はジブリの宮崎駿監督の言葉です。動画を見ていると面白いですよ。めんどくせえ、めんどくせえと言いながら手はすらすら進んでいるのです。

宮崎駿監督ほどの人なら好きなことを仕事にしているから楽しんでやっていると思いませんか？違ったのです。こんな凄い人でも、絵を描くことをめんどくさいって感じるのです。

私たちのような一般人が勉強をめんどくさいと感じないはずがない。

そんな気持ちに打ち勝って一心不乱に手を動かす。

勉強もこれくらいの気持ちでやれるといいなと思いました。