いよいよ新学期が始まりました。新学年として勉強に部活に充実した学校生活を送ってもらいたいと思います。さて、この時期になると部活や習い事が忙しくて勉強が疎かになってしまうという話を特に新１年生から聞きます。

部活や習い事が忙しいことが、勉強を疎かにしていい免罪符になると思っている子が一定数いるようなので予め言っておきます。

部活や習い事が忙しいことと勉強が疎かになることに相関関係などありません。

むしろ逆。

部活や習い事が忙しいからこそ、限られた時間でやるべきことを集中してやろうとする意識が働かせなければなりません。そうなれば疎かになるのではなく、貴重な時間を無駄にしないようむしろ丁寧に取り組もうとするはず。

普段から短時間でも丁寧にしっかりと理解することを意識してやれている子なら、テスト前に与えられる１日１０時間以上の可処分時間も有意義に活用することが出来ます。

一方で時間がないから仕方ないと勉強を疎かにしているような子が１０時間以上与えられても、丁寧にやれるわけがありません。

油断して時間を持て余して、３，４時間程度しか集中できず、結局大して定着せぬままテストを迎え、散々な結果をみて『まあ部活あったしな…仕方ない』などといって、本当の問題から目を背け続けるのでしょう。

どれだけ部活が忙しかろうが時間はあります。時間がない、などと言っている子はただやりたくないだけ。そこから目を背けて言い訳にしている暇があったら、限られた時間を有意義に使えるようになりましょう。

部活をやっていたかどうかなど、一般受験には何の関係もないのですから。