勉強のやり方、使う教材、計画など勉強を進める上で重要な要素はたくさんありますが、これらの細かい質について考えるよりも重要なことがあります。

それは時間です。

いくら質を高めようが、時間が伴ってなければ意味がありません。

勉強時間を２時間しかとっていない子と、８時間取っている子であれば、どれだけやり方が粗悪だろうが効率が悪かろうが、結局８時間取っている子の方が成績は伸びます。

逆にいくら質を高めようが、効率を追求しようが、勉強時間が少なければ実力は伸びません。

当たり前のことなのですが、一番負担の大きい「勉強時間」から目を逸らしている子が非常に多いと思います。

成績伸びない、勉強ができない、と言っている一方で、休みの日はほぼ勉強しない、平日も宿題をやるだけで終わり、あとはスマホをいじりながらゴロゴロ、なんて状態になっていないでしょうか？

「だって何をやればいいか分からないから…」と言う子に、「じゃあやることを与えたら何時間も勉強できるの？」と聞くと自信なさげに「う～ん…分からない」などと言うわけです。

効率よく勉強したいとか、やり方が分からないとかいう前にまずはとにかく時間を取れるようにすることです。

やることなんて、その日の授業の復習でもいいし、学校でもらったテキストでも何でもいいんです。

勉強はまずは「時間」。今の成績から脱したいならまずは平日３時間、土日５時間くらいは問題なくできるようにしましょう。そこがクリアできなければどんな対策も大して効果はありません。