スポーツで結果を出すには体力が必要です。

ちょっと走るとすぐに体力が切れてしまうようでは、スポーツで結果を出すのは難しいでしょう。

だからこそ練習をしたり、その中で走り込みをするなどして体力をつけるわけです。技術だけで結果が出るなら誰も苦労しません。

そしてこれは勉強でも同じことが言えます。

いくらいいテキストを使ったり、分かりやすい授業を受けるなどしても、たかだか１，２時間で脳が疲れ果ててしまうような体力では、それらを生かすことなどできません。

私自身多くの子の受験勉強を見て来ましたが、第一志望に合格できる子は少なくとも３時間程度は手を動かし続けられるだけの体力があります。

たとえ集中力が途切れたとしても、それでも手は動かし続けるのです。

マラソンでも、いいペースで走り続けられるときもあればバテてペースが落ちるときもあります。

それでも脚は動かし続けます。決して止まったりしません。

方や３時間は普通にやれる体力のある子。方や、１、２時間で体力が尽きてしまう子。

この状態が毎日続けば、差がつくことは言うまでもありません。

ではどのように体力をつけるか。まずは勉強の合間にスマホなどに手を伸ばさず、３時間ずっとテキストから目をそらさず、手を動かし続ける訓練をすることです。

疲れたな、休憩したいな、と思っても手を動かし続ける。

３時間が厳しければ、まずは半分の９０分でも構いません。

勉強とは修行です。疲れたと思ってすぐ休憩していれば体力も集中力も身につきません。

夏休みまで２ヶ月を切りました。特に高３は夏休みまでには最低でも３時間は手を動かし続けられるだけの体力をつけたいところです。