高校受験レベル、つまり中学レベルの学習内容であれば、多少受動的でも成績を上げることは難しくありません。

現高校生でも、中学時代、塾の言う通りにやることやっていたらいつの間にか成績が上がっていたと言う子もいると思います。

ただこればあくまで、中学レベル、義務教育レベルの学習内容、学習量での話。

これが高校レベル、大学受験レベルとなれば話は別です。

学習量も内容のレベルも授業スピードも一気に上がります。

学校で１週間授業したことを、塾でのたかだか数時間ですべて復習し直すのは物理的に不可能です。

だからこそ大切なのは、自分主導で学習を進めていき、分からない所、理解できない所だけをピンポイントで解決していくことです。

たかだた週数回、塾に行ったときだけ塾の指示に従って勉強する。家では宿題以外特にやらない。こんな状態でカバーできるものではありません。

高校生は自分主導で動くという意識を持てないと受験は受からないことを知っておくべきです。

何も勉強そのものに限ったことではありません。

苦手教科がある。志望校が決まっていない。受験勉強で何をすればいいか分からない。

このような子は、自分で何か動いているでしょうか。誰かが何かをしてくれて、自分の悩みを解決してくれるなんて思っていませんか？

そんな人は待っていても一生現れません。

自ら手を伸ばそうとしない人など、誰も助けてくれません。

自分で考え、自分で動く。必要なら周りに手助けを求め、それを糧に自らの足で一歩ずつ歩いていく。

このことを意識して、特に受験生は来る最後の夏休みにむけて準備を進めていきましょう。