いよいよ来週から夏休みが始まります。当塾も夏期講習がスタートするので、生徒ひとりひとりにとって有意義な学習ができるように、現在準備を進めています。

さて、学校でも夏休みの宿題が配られますが、早く終わらせるのが正義だ！と思っている子が一定数いますね。

もちろん早く終わらせようと頑張ること自体はいいと思います。しかし、内容の理解が伴っていなければただテキストを埋めただけの作業になってしまうので注意が必要です。

特に間違えた問題に×を書いて赤ペンで答えを書くだけの何の意味もない作業。

これをやってしまうといくらテキストが早く終わろうが、何の意味もありません。

このただ埋めただけの作業を見極める方法が発問です。保護者の皆様にはお子様の夏休みの課題をチェックして、間違えたところを発問することをおすすめします。

そこで正しく説明できれば、直しでちゃんと理解できているということです。

私も生徒に対して毎回「これどうやって解いたか説明して」と解説を求めます。

正解していたとしても発問するときもあります。聞かれることが分かっているので自然と直しの精度も高くなっています。

１ヶ月半に及ぶ夏休みは、実力差をつけるのに十分な期間です。特に３年生はこの期間の学習量が、そのまま来年通う高校を決めることになるでしょう。

どんなテキストでもやる側の意識でどれだけでも有意義になります。せっかくの宿題を無駄にしないように意識して取り組めるといいですね。