学習環境は成績を上げる上で重要であることは言うまでもありません。では良い学習環境とは何なのか。

良い学習環境とは「勉強以外に意識を向けられる隙がなく、緊張感をもって取り組める環境」だと私は考えています。

ちょっとした隙にスマホを手に取れる。ちょっと手を伸ばせば読みかけの漫画がある。ちょっと疲れたらすぐに横になれる。

このような環境で何時間も集中して勉強するのは至難の業です。

東大に行くような頭脳を持つ人ですら、家では勉強できないという人はたくさんいます。

東大に受かるような人ですら、近くにスマホがあるとついつい手に取ってしまうんです。

テレビに出演していたある東大生は高校３年生の時にスマホを解約したと言っていました。「解約したらそもそも気にならないから」だそうです。

頭がいいからたくさん勉強できるのではありません。成績が良い人ほど集中力があるのではありません。

集中して勉強する覚悟がある人が、実力を伸ばせるということです。厳しい環境に身を置く覚悟です。

そりゃ家で勉強するのが一番楽です。なんのプレッシャーも監視の目もなく悠々自適に勉強できますから。だからこそ家での勉強は最も自制心が必要です。

１日のうち８時間は人の目がある環境で、適度なプレッシャーの中で取り組み、２時間程度は家で単語など寝る直前の暗記などに取り組むなど、環境を変えるのも大切です。

自制心がなく、すぐにスマホを手が伸びてしまう子は家にスマホをおいて塾なり図書館なりに行って勉強しましょう。これからの人生スマホなんて腐るほどいじれますから。

夏休みもあと３週間です。ここで自分を追い込めるかどうかで合否が変わると思ってください。頑張りましょう。