皆さんは勉強をしていて、「この問題の解説よくわからないけど…、まあ何となくこういうことかな！よしＯＫ!」などと判断したことはないですか？

 

分からないのに、赤ペンで答えを書いてスルーするのは論外ですが、「何となくわかった」という判断も絶対にＮＧです。

 

そもそも、何となくわかったとはどういう状態か。

 

「解説読んでもなんかよくわからないけど、調べるのは面倒だし、質問するのも億劫。まあこれくらいなら分かったってことでいいか」

「うまく説明はできないし、整理もできていないけど、まあいいか」

 

というただの怠慢と妥協の産物でしかありません。

 

 

しかし、勉強できない子は、何となくわかった、というのを、ほとんどわかった、という意味で使っています。

だから直しも適当ですし、質問もしません。９０％分かっていればもう十分だと理解を割合で考えてしまいます。

 

 

一方で勉強できる子は、ちゃんと自分で言語化できなければすべて分かっていない、と判断します。

だから、解説した際に「つまり○○ってことですか？」など、言語化して整理しようとします。

その上で、再度自分で解き直しをしてちゃんと解けるかどうかまで確認します。

１００％の理解以外は、すべて分かっていないと判断し動いているわけです。

 

この差は学校の定期テストだけでなく模試の結果にも顕著に出ます。

自分の言葉で解説できる状態まで理解した子なら、どのような形で出題されても、整理した情報から適切に正解を導くことが出来ます。

 

一方で、「何となく」状態の子は、たまたま全く同じ形式の問題で出題されない限り解けません。（たとえ同じ形式でも理解ではなく丸暗記に近い状態なので解けない可能性が高い。）

自分の頭の中で整理されていない情報は、適切に引き出すことなどできません。

 

今この瞬間から勉強において「何となく」などという判断はしないようにしましょう。

解答の暗記ではなく、自分の言葉で説明できれば理解、それ以外は分かっていない。０か１００かの判断を心がけて取り組んでいければと思います。