中学生の皆さん、定期テストお疲れさまでした。

さて、中学の定期テストには３つの壁があります。それぞれの壁を超えるには一定の取り組みが必要になります。

 

①平均点の壁

主に学年下２０％程度の子は、平均点を超えることをまずは目標にします。

平均点を取るには「テキストの基本問題を解けるようにする」ことで達成できます。

しかし、基礎を解けるようにすることが、下位層の子にとっては簡単ではありません。

テキスト１，２周程度で時間切れでテストを迎えてしまう子が大半だからです。

まずテキスト１周やっただけで完璧になることは絶対にありません。１周目で理解し、２周目で確認、３、４、５周目でテスト形式でアウトプットをしていく中で完璧に近づいていきます。

ですから、下位層はまずテキストを５周やることを目標にしましょう。そのためにはどれくらい前から準備をしなければならないか分かるはずです。

 

②８０点の壁

平均点の子は、８０点を超えることを目標にします。

８０点取るには「基礎問題を完璧に解けるようにし、使いこなせるようにする」ことで達成できます。

しかし、使いこなせるようにすることはそう簡単ではありません。

テキストと同じような問題が出れば解けるけど、問われ方が変わったら解けなくなる、と言う子が多いです。

これは類題演習が不足していることが原因です。

学校のテキストだけでなく、教科書や別の教材の問題など、同じ単元でもいろいろなタイプの問題を解くことで応用力が身についていきます。

学校のテキストを５周した上でさらにそこからですから、早めの取り組みがカギになります。遅くてもテスト２週前にはテキスト１周終わらせておきたいところです。

 

③９０点の壁

９０点以上取るには「高いレベルで早く正確に解く力と高い応用力を身につける」ことが必要です。

この壁を越えるには５問程度しかミスができないということです。

ケアレスミスが複数出ると到達が難しくなるので、「早く正確に解く」ということが高いレベルで求められます。

学校のテキストレベルは２週間前にはすでに終え、テストまでの２週間で細かい知識を補強しつつ、応用問題で実力を身につけていかなければなりません。

ちょっとでも油断して取り組みが甘くなるとこの高い壁に阻まれます。

 

 

皆さんはどの壁に阻まれていますか？この壁を超えるための取り組みを、テストが終わった今、しっかりと考えて改善していきましょう。