当塾でのチャレンジ受験の定義は「夏休みに入る前の段階で模試の判定がDまたはE判定しかとったことがない大学の合格を目指す受験」です。

当塾の生徒にはできるだけチャレンジ受験にならないように早め早めに準備をして、何とか夏休みまでにボーダーであるC判定まで持っていきたいと考えています。

これが達成できるように普段からカリキュラムを組んで進めてもらっています。

 

 

一方で「夏休みから頑張る」「部活を引退した頑張る」などと、課題を先送りにしてしまっている子も多いと思います。

先送りならまだマシで、今の惨状から完全に現実逃避してしまっている子も少なくないかもしれません。

 

 

ブログでは散々書いていますが、改めて書いておきます。

現状DE判定なのに「夏休みから頑張る」「部活を引退した頑張る」では、基礎ができている一部の高学力層か、１日最低でも１２時間くらい勉強できる体力がある子を除いて、非常に厳しい受験になります。

 

 

普通に考えれば分かることで、夏休みや部活引退後なんて、ほとんどの３年生が本気で勉強に取り組み始めます。いわば、周りが一斉にスパートをかける状態。

たとえ頑張ったとしても差をつけることが難しいことは当然です。しかも、周りには１年次からコツコツ勉強を頑張って、その時点でC判定以上取れている子もたくさんいます。

さらにそんな子が平気で８時間、９時間と勉強してくるわけです。

今までサボったり、基礎が疎かな状態を放置してDE判定に甘んじてしまった子が、一気に追い抜くなんて、それこそ１日１２時間以上集中して取り組むくらいの負担がなければ達成などできるはずがありません。

 

 

こんなことを言うと「１日１２時間やれば追い抜けるってことね！」とポジティブな子が出てきますが、１日１２時間というのは皆さんが思っているより大変です。

ただ机に座っているだけならまだいいでしょう。スマホなんていじろうものならすぐに時間は過ぎていきますしね。

そうではなく、１２時間脳を動かし続けるというのは相当な体力、精神力が必要です。

学校の授業を１２時間もの間、寝ることなくしっかりと先生の話を聞き板書を理解しながら手を動かすことを想像して下さい。間に休憩を入れるとしてもしんどいですよね？これを夏休みと受験までの土日ずっとです。

 

 

どうでしょう。そう簡単ではない（むしろ無理かも）と想像できるのではないでしょうか。

しかもそれを、「部活を引退したら頑張る」「夏休みから頑張る」を言い訳に土日１，２時間程度しか勉強してこなかった子がやらないといけないわけです。

きっと１日でダウンしてしまうでしょう。

 

 

現時点でDE判定の高２の皆さんは、今危機感と目標をもって取り組めるかどうかで来年の夏休み以降の負担が決まります。

来年の夏休みまであと８ヶ月です。

今から８ヶ月間コツコツ基礎を固めて夏休みまでに最低でもボーダーC判定を取りにいきましょう。

１日１２時間以上やらないと間に合わないよと８ヶ月後に言われることのないように意識を変えて取り組んでいけるといいですね。