先日深夜にテレビを見ていた時に、西大和学園という高校の特集をやっていました。皆さんはご存じでしょうか。

奈良県にある中高一貫高校で、昨年度の東大合格者数４４人、京大２６人、医学部医学科６０人合格者を出している関西の名門校です。（ちなみによくわからないという方のために、旭丘高校の東大合格者は２８人、岡崎高校は２０人。）

 

まさに勉強漬けの毎日なかで、行事にも懸命に取り組む姿が印象的でした。

 

 

その中で私が一番印象的だったシーン。

 

西大和学園には男子寮があり、生徒インタビューでは生徒の中でもさらに優秀な子たちが寮に入って日夜勉強をしているということでした。

各生徒に大きな机が割り当てられ、遅くまで教師が常駐し、希望者は深夜１時過ぎまで自習できるという、勉強に全集中できる環境とのこと。

 

その中で５秒程度だったのですが、「スマホは平日持ち込み禁止」というテロップとジップロックに入ったたくさんのスマホが箱に入っている映像が映ったのです。

 

西大和学園のような優秀な高校の生徒でも、スマホは使えないように寮が管理しないとダメなのかと改めてスマホの恐ろしさを認識させられました。

東大に合格するような優秀な子ならスマホの管理など容易で、たとえ所持していても勉強に集中できるものと思ってしまいそうですよね。しかし、もし本当にそうなら寮がスマホを没収などしません。

 

 

私自身、ちょっと動画やＳＮＳを見ているつもりでも実際はかなり時間が経っていることもあります。

レポートで１日平均６時間くらいスマホを使っていると来た時に戦慄します。

これで自分が学生だったらと思うと、とても勉強時間を確保できそうにありません。それこそ親に渡すなど他者の力を借りないと管理できないと思います。

 

 

今スマホを所持していて管理できていない中高生は特に注意が必要です。

皆さんが思っている以上にスマホは皆さんの勉強時間も集中力も奪っています。

今勉強ができるかどうかなど関係ありません。

西大和学園の例を考えても、スマホはどんな高学力層の子でもその積み上げを簡単に破壊する学力破壊兵器であることを今一度認識しなければなりません。

 

 

「ちょっと休憩」で使っているスマホは本当にちょっとですか？

「ちょっと休憩」で集中は切れます。このことを分かっていますか？

 

 

勉強する場にスマホを持ち込んで簡単にアクセスできるようにするのは厳禁です。

机の上に出ていていつでも触れるようにするなんてのは論外。

一番いいのは親に渡しておくこと。どうしても所持しないといけないのであれば、電源を切りカバンにいれ、あらかじめ決めた休憩時間以外は触らないようにすることです。

（このあらかじめ決めた時間、ってのが肝です。スマホは時間を決めないと無限に時間を吸い取られますから。）

特に受験生は学力破壊兵器を常に持ちながら学力を上げようとしている状態に危機意識を持ち、しっかりと管理しましょう。