「うちの子集中力がない」とお悩みの保護者の皆さまへ。

うちの子は集中力がない、机にずっと向かっていられない、というお悩みを持つ保護者の皆さまも多いのではないでしょうか。

気づけばスマホをいじっている。ぼーっとしている。などお子様の様子に不安を抱いた経験もあると思います。

集中力と言うのは、突然生まれたりするものではありません。私の経験上、小学生の段階である程度集中力がある子は、中学生になっても集中してできる子が多いです。一方小学生の時から落ち着きのない子は、中学生になっても集中できない子が多いです。これは、小学生のときに無理やりにでも勉強に意識を向けさせていたかどうかが大きく左右します。

小学生の時に、学校の宿題をお母さんが見ていて、子どもの集中力が切れかけた時に発破をかけて無理にでもやらせていると、集中力が無いなりに取り組む練習になります。その経験が集中力を醸成していきます。

ここで甘やかしたり、そもそも子供のやり方に任せていると、嫌なことを無理にでもやる、という経験ができないため集中力が育ちません。そのまま中学生になると、思春期に入ることもあり、親のいうことを素直に聞かなくなるため、子ども自身に任せるしかなくなり、周りは打つ手が無くなってしまうのです。

例えば個別指導塾では集中力が切れたときに、先生と雑談するなど意識を逃がすことが可能です。特にうるさい塾だと自分がおしゃべりすることに罪悪感がないため、集中力が育ちません。中学生になってから集中力を育てるには、まず子供が勉強以外やることがないような、厳しい環境に身を置くことが重要です。勉強以外やることが無い、スマホなども当然使えない、おしゃべりできる環境でもない、友達も周りにいない、となれば勉強しかすることが無くなるわけです。嫌な勉強でもそれしかすることが無ければ、せざるを得なくなります。そのような環境に身を置くことが集中力を鍛えることにつながります。

ＥＳＴはおしゃべりしている子はひとりもいません。静かな環境であれば自分がおしゃべりすることも遠慮します。

また集中力が切れたときも私が助け舟を出すことはありません。そのような状況下で自分を律して勉強に取り組む経験を積ませることが重要です。