勉強も部活も両方一生懸命取り組み、両方で結果を出す。それが理想です。

しかし多くの子は勉強よりも部活の方が楽しいわけで、そうなると部活に意識を偏らせて勉強を疎かにしがちです。

文武両道は「理想」と言いましたが、学生は勉強は疎かにしてはいけません。つまり文武両道は部活をやるものにとって当然にもっておくべき意識です。文武両道できないなら、まずは勉強を優先できるように生活を変えなくてはいけません。

確かに部活で良い結果を残して、進学就職する人もいます。推薦で大学へ行ったり、企業に就職してプロとして活動したり、部活を軸にした結果、成功する人もいます。

ですがそういった人はほんの一握りです。

部活で高校や大学に推薦で行こうと思ったら、少なくとも県大会上位、あるいは大学ならインターハイに出場するレベルでないと難しいです。プロとなればはるかに高い壁です。

本気でその高みを目指しているのならよいでしょう。しかし、多くの子は競技者として生きていくことまでは考えていないと思います。

私自身部活は非常に充実していましたし、友や思い出は一生の宝です。ですから部活を一生懸命頑張っている子は本当に応援しますし、部活をするべきではないなんて一切思っていません。しかし部活を言い訳に勉強を疎かにするなら話は別です。部活が忙しかったかどうかなんて入試では配慮されません。受験で結果を出せなかったことを部活のせいにしたところで誰も、仕方ない、なんて思ってくれません。

もし部活やクラブが忙しくて勉強が疎かになっていると感じている子は、文武両道できるように意識を変えていきましょう。部活は好きでやっています。勉強は義務です。どちらが重要かなんて言うまでもありません。

文武両道できないならどこかで決断するしかありません。それを拒絶する資格があるのは両立する意思を持ち、実践する者のみです。

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