中学３年生の皆さん受験お疲れさまでした。今週には合格発表があります。

受験ですから、どれだけ頑張っても落ちる子は出てきます。本当に頑張った子ほど、「あんなに頑張ったのに…」と悲しい気持ちになるでしょう。本当に頑張ったのに残念ながら落ちてしまった子は合格発表の１日だけ泣きましょう。そしてその悔しさを決して忘れないでください。忘れたくても忘れられないかもしれませんが、それでいいんです。胸に秘めた悔しさはあなたの最強の武器になります。

様々な成功者の著書や講演などにおける人生の話で、「私の人生は失敗などただの一度もなく、すべて最短距離で成功をおさめ続けてきました。」なんて話を私は聞いたことがありません。「私はこんな失敗をしてどん底でしたが、こうして成功をおさめることができたのです。」という話を誰しもが必ずします。どんな人間でも必ず失敗をしています。失敗してとんでもなく悔しい思いをして、それを晴らすために努力できた人がのちに成功を修めることができます。

残念ながら今回悔しい思いをした子は、その気持ちを原動力として、４月以降勉強を頑張りましょう。第二志望の高校で上位にいることができれば、第一志望だった高校に合格した子の大半は早ければ２ヶ月後の試験で追い抜けます。

逆に今回合格できた子は、１日だけ今までの努力が報われた喜びを爆発させて浮かれてください。翌日からはふんどしを締め直しましょう。せっかく合格できても、スタートから学年の下位に甘んじてズルズルと行ってしまえば、３年後には中学時代自分より下だった多くの同級生に抜かれまくることでしょう。

多くの子が人生で最初の受験だったと思います。悲喜交々あると思いますが、浮かれたり落ち込んだりするのは合格発表の１日だけにして、翌日からは気持ちを切り替えて４月からの高校生活における勉強の心がまえを作りましょう。

中学と高校の勉強の違いについては、こちらのページをご覧ください。