開校時間 | 平日16:00~21:40 祝日14:00~19:00 |
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定休日 | 土曜※・日曜 土曜は不定期開校 |
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対象学年 | 中学生 高校生 |
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受験勉強は、もちろん勉強のやり方など、戦略的な部分が重要になりますが、どれだけ戦略を練っても、取り組む本人が貧弱ならば、その戦略に意味を持たせることはできません。
受験生としての1年間において、高負荷の勉強に耐えうるだけの忍耐力や集中力、危機意識などを私は「受験生の器」と呼んでいます。同じ量、同じ時間勉強しても伸びる子と伸びない子が出てくるのは、この器の違いがあるからです。勉強の戦略を最大限生かすためには、大きな器を持っていなければいけません。
毎年当塾では、この受験生の器を1月から6月までの受験前期にしっかりと作り上げ、夏休みの高負荷な勉強に耐えらえるように計画立てて進めています。しかし今年はこのような情勢で、器がしっかり作られていない状態で、早い段階で時間だけが大量に与えられる形となってしまいました。
もちろん1、2年から頑張ってきた子は、1日8時間勉強なんて大して苦ではない、と考えている子もいると思いますが、中には4時間程度で満足していたり、5時間が限界だったりしている子もいるのではないでしょうか。1日8時間の子と1日4時間の子の3ヶ月間の差は実質半年の差です。これで同じ大学を目指していたら、挽回できない差になってしまっているでしょう。
この先、受験生の器づくりを悠長にやっている暇はありません。夏休みも短縮され、その先の受験も例年通りとなれば、本来は徐々に形成していくべき器ですが、短期で意識作りをしていかなければなりません。
この休校期間で1日8時間程度やれていた子は、学校が始まっても宿題や授業の復習に加えて、受験勉強をやる意識が醸成されているはずなので、平日でも5時間程度は取れると思います。一方で1日4時間程度しかやれていない子は、学校が始まったら、宿題や復習の負荷で手いっぱいになってしまい、受験勉強に着手できるだけの力は残らないと思います。6月以降の自分の取り組みを客観視してみて、もし受験勉強ができていないと感じたら、早急に意識変革と計画立てが必要になります。
(ちなみにこの記事では詳しく書きませんが、受験勉強の初期(1~6月)においては、時間が一番わかりやすい指標なので平日1日3時間、休日8時間という数字を生徒に提示していますが、夏休み以降は、時間を意識せず、やるべきことをしっかりやっていたら勝手にそれくらい経過しているくらいの取り組みが求められます。)
進学校に通っている子なら、ある程度普段から高いレベルで取り組んでいるので、受験生の器つくりが簡単にできてしまう子もいますし、すでに完成している子もいます。5月まで部活をがっつりやっていたのに、引退してすぐに切り替えてやれる子も大勢います。一方、自称進学校レベルだとある程度の器ができている子と、全くできていない子に分かれると思います。トップレベルの大学に進学できる力をつけられる子もいれば、行けるところから探して進学せざるを得ない子もいます。偏差値50以下の高校だと、勉強の負荷に対する耐性が弱い子の方が多いので、そういった子がスタンダードレベルの受験生の器を作るには、時間と根気が必要になるでしょう。
まずは机に座って、目の前のやるべき勉強を時計を見ずにどれだけ進められるかを見て見てください。1時間以内で時計を見てしまうような集中力では受験生として戦えません。疲れて時計をみたタイミングで3時間程度経っていればとりあえず及第点でしょうか。現時点での皆さんの「受験生の器」はどれくらい完成に近づいていますか?
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