１２月より中３生の公立入試対策講座も始まり、いよいよ３月の受験に向けて、より内容を公立高校受験にフォーカスして対策していくことになります。今年は昨年までの公立高校受験とは戦略的に大きく変わることになります。このコロナ禍において、入試が易化する可能性が高いからです。

テストが易化するとどうなるかわかりますか？簡単になるなんてラッキー！と思っている子は要注意です。

テストが簡単になれば当然平均点は上がります。平均点が上がるということは、合格ラインも上がるわけです。ですから、簡単なミスが許されない、非常に緊張感のあるテストになります。

豊田や豊田東などの高校を受験する子は、基礎問題で絶対に落としてはいけません。数学の最初の計算問題や理科・社会の教科書レベルの知識で解ける問題など、半数以上の受験生が解けるであろう問題で落とすことは例年以上に合否に直結することになります。

また豊田北、豊田南を受験する子は、基礎問題は確実に確保した上で、例年以上に応用力が必要になってきます。今までなら、時間が無ければ手を付けなくてよかったような問題でも、積極的に解いていかなければなりません。

普段の定期テストからケアレスミスが多い子は、途中式の書き方、見直し解き直しの仕方、文章の読み方など、注意していかなければなりません。また、苦手な単元がある子は、入試までにしっかり埋めていかなければなりません。

当塾でも公立高校入試対策の準備をしていますが、普段ならスルーするような問題でも解き方や考え方を解説しなければならないと思いますし、逆にレベルの高い子でも穴がないよう基礎演習もしっかり取り組んでいかなければならないと考えています。

塾は戦略的な部分をしっかりフォローしますが、何より生徒自身の【苦手を克服する】【できないことをできるようにする】という意識が非常に重要になるでしょう。当塾の生徒には普段から言っていることですが、できないことをスルーしたり、できるふりをしたり、何となくの理解で終わらせる、などといった意識は、今年の受験では特に合否を大きく左右することになるので気を付けましょう。

できないことは恥ずかしいことではありません。できないことをできないまま平気な顔でいることこそ一番恥ずべき事だという意識を常にもって、積極的に質問したり、調べたりして実力を高めてもらいたいと思います。