以前のブログで、高校２年生に向けて、もう受験勉強を始めている子もいますよ、という記事を書きました。興味のある方は覗いてみて下さい。

さてそもそも受験勉強って何なのか、何から始めればよいのか、よくわからない子も多いと思います。とりあえず問題集を買って復習してみる、勉強時間を増やしてみる、などただ闇雲に勉強し始める子もいるかもしれません。

高校受験のように、どの高校を受ける子も一律に同じテストを受けるのであれば楽ですが、大学受験はそうではありません。大学ごとに必要な内容もレベルも大きく異なります。そのため目指す大学に特化した学習が必須です。学校の宿題や目的のない参考書演習でただ時間をかけてやっているだけでは実力は付いていきません。

さらに受験勉強のやり方と言うのは学校では指導してくれません。「いつまでにこういう手順でこういうところを意識して取り組んでいき、これが終わったら次のステップはこうで・・・」と詳細に教えてもらえることはありません。これは仕方のないことで、１人あたり学年１００～２００人以上の生徒を担当する先生もいるでしょうから、１人１人の志望校を聞いてそれにあった学習指導をすることはできません。そのため、学校の平均レベルの子に合わせて授業をしたり、宿題を与えたりします。合う子もいるかもしれませんが、合わない子が多いのも当然のことです。

結果的に学校や塾の宿題を目的意識もなくこなすことしかできず、夏休み直前や部活を引退し、本格的に勉強に意識が向いてから危機感を抱いて相談してくれる子もいます。残念ながら当塾では２月末で新高３の受付は終了になるので、そういった子の手助けをすることはできません。（だからこそ受験に向けて早めの行動をしてほしくこの記事を書いているわけですが…）

受験勉強には各教科実力をつけるためのしっかりとした手順があります。当塾のような受験勉強の進め方を指導する塾ならいろいろな経験則や情報があるため、県内大学を目指す子に合わせて指導することができますし、今はネット上にいろいろな情報が転がっているため、塾に通っていない子でも自分の志望校やレベルにあったものを選択して受験勉強に反映させることもできます。

私が現役のころはYoutubeもまだ主流ではないので、塾に通っていない子が受験勉強のやり方に関する情報を手に入れることは非常に難しく、学校の指導に依存せざるを得なかったですが、今はそうではありません。逆に情報が氾濫する時代なので、取捨選択が難しくなったといえます。どうしても自分では何ともできないようなら、塾に相談するのも一つの選択肢です。

当塾では戦略指導はしつつ基本在宅で進めていくコースもあるので、塾には通いたくはないけど戦略は欲しいという子は一度ご相談いただければと思います。お問い合わせはこちら。

さて、この記事が今年最後の記事となります。今年はコロナ禍で塾運営にも影響が出る部分もありましたが、何とか１年を乗り切ることができました。ひとえに保護者の皆さまのご理解とご協力があってこそでした。本当にありがとうございました。正直なところ。塾はこれからが正念場です。大学受験、高校受験と、あと３ヶ月が山なので、最後までしっかり生徒のサポートしていければと思います。皆さま、お身体に気を付けて、よい年をお過ごしください。