開校時間 | 平日16:00~21:40 祝日14:00~19:00 |
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定休日 | 土曜※・日曜 土曜は不定期開校 |
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対象学年 | 中学生 高校生 |
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中学生は公立入試に向けて過去問を中心に取り組んでいる子も多いと思います。当塾でも授業の中で入試形式の問題を解いています。時間を測って点数を出す中で、入試形式に慣れるのはもちろん、時間配分や問題の優先順位など、入試で目標点を取るために必要な意識を養っています。
さて、過去問を解いた後、直しをする際、解説を読むだけで終わらせてはいませんか。実はこれは非常に効率の悪い取り組みです。特に入試まで1ヶ月を切った直前期においては、合否を左右するかもしれません。
いろいろな出版社の過去問を見ましたが、特に理科や社会については、解説がかなり薄いです。もちろん、その1問を理解するために必要な最低限の要素は書かれているのかもしれません。それを読んで理解して満足してしまう気持ちもわかります。
しかし、入試で全く同じ問題が出題されるわけではありません。どんな出題の仕方でも対応できるような直しができなければ意味がないのです。
例えばこんな問題です。
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図の中門(豊臣秀吉の子である秀頼が修理)の修理が行われた年代以前に起こった出来事について述べた文を、次のアからエまでの中から一つ選べ。
ア:公事方御定書が定められ、江戸の町で増加した裁判の基準とされた。
イ:島原・天草一揆が起こり、その後、ポルトガル船の来航が禁止された。
ウ:安土城が築かれ、支配者の権威を示すために壮大な5層の天守が建設された。
エ:水戸藩主が学者を集めて、日本の歴史書である「大日本史」の編集を始めた。
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2020年のBグループの問題です。最近の過去問なのでやったことがある子も多いと思います。さて、この問題の解説はある出版社では以下のようにかいてあります。
答はウ。豊臣秀頼が大阪夏の陣で徳川家康に敗れたのが1615年。安土城の築城は1576年から。
はい…これだけです。
確かにこれを知っていればこの問題は解けます。解けますが、この問題にしか使えない知識が1つ増えるだけです。これを読むだけで「ふむふむ、なるほどね。はい、次。」となっている子は、入試に使えるような力は身に付きません。
徳川吉宗が将軍の頃に外国で起こった出来事は?島原天草一揆はどこで起こった?アイエは古い順に並べ替えられる?安土城はどこで築城された?水戸藩主って誰?
もしこんな問題が入試で出ても、この解説を読んだだけでは解けませんね。
「1問からどれだけ多くの知識を得ることができるか。」
これを意識して直しをしなければ、どれだけ過去問をやっても、勉強効率は一切上がりません。そこで必要なのが、選択肢ごとに教科書に戻って復習することです。歴史なら、出来事の原因と結果、何時代の出来事か、同じ時期に外国で起こった出来事は何か。これらは最低限調べることです。
理科も同様です。教科書の実験装置や図表など、周辺知識までしっかり復習することで、1問から多くの知識を得ることができます。
過去問は、点数ももちろんですが、それ以上に、直しが何より重要です。全く同じ問題は入試には出ません。そのことをしっかり意識して、教科書に戻りながら1問からできるだけ多くの知識を復習できるようにしましょう。どの教科も、入試は教科書がベースで作られるのです。
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