当塾のある愛知県豊田市は、非常に面積が広く、日本の１７１８都市の中で３８番目に大きな市なのです。（２０１５年国土地理院の「全国都道府県市区町村別面積調」）そのため、何かしらの公共交通機関を活用して通学している子もたくさんいます。当塾でも電車やバスで通学、通塾をしている子も多いです。

この電車やバスの移動中の勉強は、上手く活用できれば、実力をあげるのに大きな効果をもたらします。

①習慣化しやすい

バスや電車の時間はほぼ固定されています。時間が固定されている分、やる内容を習慣化しやすく時間が決まっていなければ、その時の気分でやる量を変えることになり、結果的に多くなる時もあれば少なくなる時もあるかもしれません。しかし、時間が決まっていれば、やる量もほぼ固定されるため、習慣化しやすくなります。

②習慣化しやすいので、暗記系の学習に有利

勉強を習慣化することは、意外と難しいものです。しかし、電車やバスはそれに乗ること自体が習慣化しています。そのため、単語など暗記系の学習を習慣化するにはもってこいの環境なのです。

③１日２回復習できる。

さらに往復で活用していれば、１日２回は復習できます。行きで覚えたことを、帰りに確認する、という復習の習慣を容易に獲得することができます。

電車に乗っている学生を見ていると、部活帰りで寝ている子もいれば、単語帳や学校の宿題を電車の中で済ませている子もいます。私も部活をやっていたので寝てしまう気持ちは分かります。

しかし、極力寝ないように頑張っていました。（どうしても限界のときは寝てしまっていましたが、それでも寝ることを習慣にはしませんでした。）その時はただ、宿題や次の日の小テストの勉強を終わらせるため！という気持ちしかなかったですが、今考えれば、勉強時間でも習慣化の面でも確実にプラスに作用していました。

逆に言えば、往復の通学で寝てしまっていると、確実に損だということです。座った状態で寝ていても大して疲れは取れません。それなら、頑張って勉強を習慣化して、その分帰って布団でゆっくり寝た方が有効です。

１日１時間の通学でも１年２４０時間、３年で７２０時間です。しかも習慣化がついてきます。そこでの取り組みは合否を大きく左右すると言っても過言ではありません。