今は部活や学校の宿題で手いっぱいだから受験勉強はまだやれていないという高校２年生も多いと思います。しかし、高２である程度やることをやっておくだけで来年の受験勉強はかなり有利になるのは間違いありません。

英文法や英単語を２年生のうちにしっかり定着させておけば、来年は解釈や読解に時間を使うことができます。

数ⅠAの復習を一通りしておけば、来年基礎の復習をする必要がなくなります。

古典文法をしっかり定着させておけば、来年は読解に時間を使うことができます。

これらはすべて実践的な内容に入る前の下準備であり、直接点数に結びつく内容ではありません。どれだけ英単語を完璧に覚えたところで英語長文を読めるようになるわけではありません。数ⅠAの教科書を完璧にしても入試レベルの問題は解けません。

下準備を高２のうちにしておくことで、高３では、実力に直結する学習に時間を使うことができるようになるわけです。

下準備はそれほど大きな負担ではありません。隙間時間や１日３０分程度でもコツコツ進めておけば、着実に積みあがっていきます。これを高２のうちにやっておくのか、苛烈な競争の中でやるべきことが一気に増える高３でやるのか。どちらが有利で学習効率が大きいのかは言うまでもありません。