勉強ができる子ほど、ストレスを受け入れて、慣らしていきますが、勉強ができない子ほど、勉強に対するストレスを極力減らそうとします。効率を重視して、どう勉強したら楽に成績が上がるか、とか、どのテキストをやったら分かりやすいか、とかを考えたりするわけです。

そんなことより勉強時間取れてますか？

成績が上がらない子、勉強ができない子の多くは、そもそも勉強時間がしっかり取れていません。数学が苦手やら、勉強ができないやら、ずっとE判定やら、現状を嘆いている割に、大して勉強していないのです。

高３受験生の７０％が休日５時間以上、４０％が７時間以上勉強しています。難関大を目指すような子は平日は学校以外の時間はほぼすべて勉強し、休日は１日１０時間以上やります。

成績が上がらない、勉強ができない、と嘆いている子は、勉強時間を確保できているでしょうか。平日は宿題だけやって、休日は、１，２時間程度、なんて状態で成績が上がることの方が奇跡です。

高１，２で部活をやっている子は、特に時間への意識が必要不可欠です。それこそ平日は、移動時間や隙間時間なども含め、ほとんどすべてを勉強時間に充てるくらいのつもりでいないと、成績を上げるのに必要最低限の勉強時間すら確保できません。

しっかり時間を確保して必死で勉強して、それでも成績が上がらない、できるようになっている気がしない、という状態になって初めて、勉強のやり方や使用テキストの見直しを考えていくわけです。

勉強時間という絶対的な土台があって、その上に効率や戦略がある、ということを忘れてはいけません。