学校や塾の先生に、答えを見ながらやるな、とか、赤でしっかり直しをしろ、とか言われたことはありませんか。私もおそらく小学校で言われて、何となく、答えを見てはいけないんだ、直しは赤で答えを書くものなんだ、と刷り込まれていたと思います。

でも実は、別に答えを見ながらやってもいいし、赤で直しなどしなくてもいいのです。大切なことは１つだけ。

どんな形であれ、その問題をしっかりと理解することです。解いた問題が人に解き方を説明できるくらいしっかりと理解できていさえすれば、答えを見るとか赤で書くとかどうでもいいことなのです。

①答えを見ずに１問１問じっくり考え、間違えた問題は丁寧に赤ペンで答えを書き写し、３時間やったAさん。②分からなければすぐに答えを確認し、間違えた問題はチェックだけして１時間で終わったBさん。

一見Ａさんの方が丁寧で真面目そうですが、結局、どんなやり方をしていても、最終的に理解できている方がよい取り組みです。これでBさんの方が理解できていれば、短い時間でしっかりと理解できたBさんの方が良いわけです。

大切なことは、丁寧に勉強することではなく、１問１問しっかりと理解することです。勉強の本来の目的を見失わないように意識して取り組んでいきましょう。