基本的に塾が、成績を上げられなかったことについて触れることはそれほどないと思います。しかし、必ず成績を上げられる塾などないのですから、そういったケースは必ずあるはずです。思い返してみてると共通点があったりします。

 

①課題を期限までに終わらせられない

当塾の場合期限付きの予習課題が課されていますが、その期限までに終わらせられないと成績を上げられる可能性は低いです。

 

大切なポイントは「できない」のではなく、「やらない」ということです。解けなければサポートしますし、指導もしますが、そもそもやるべきことをやろうとしなければ、塾がサポートできることはありません。

 

 

②質問しない

質問せずわからないまま放置してしまうパターンです。

できないものを、質問して理解し、できるようにして初めて実力が付きます。それを最初から放棄しているわけですから、当然実力はつきません。

 

友達に聞くという子もよくいます。ある程度高学力層の子なら友達に聞く程度で解決できるかもしれません。しかし勉強ができない子が友達に聞く理由はおそらく１つです。質問するというストレスから逃げたいだけです。

友達に聞くハードルは相当低いですが、解決力も大してありません。分かった気になっただけで、根本的に理解できていないケースがほとんどです。

 

 

③自分のやり方に固執する

自分のやり方に固執してしまうと、そもそも塾に来ている意味がありません。塾の先生は数々の指導経験を踏まえて、最もよいと思うやり方を提案しています。

塾に通う以上は、その塾のやり方や指導を素直に受け入れる気持ちが大切です。今だけ言う通りにしとけばいいか、なんて考えではいつまでたっても改善されません。

 

 

④できないことをごまかす

できないことを恥ずかしいと思って理解しているように装ったり、質問が面倒だから理解できていなくても丸を付けたりといった、ごまかしをしてしまえば言うまでもなく成績など上がりません。

医者に行って嘘の症状を伝えることと同じと思えば、どれほど無意味なことかわかると思います。

 

 

 

当塾でも、今までの指導経験においても、中学生で成績が上がらない子はこれらのうちのいずれかにあてはまっていました。逆に言えばこれと真逆の動きができれば成績は上がるということです。

今回のテストで成績が上がらなかった子や、落ちてしまった子は、一度省みてはいかがでしょうか。そこを改善するだけで成績が上がる可能性は一気に高まるかもしれません。