開校時間 | 平日16:00~21:40 祝日13:00~19:00 |
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定休日 | 土曜※・日曜 土曜は不定期開校 |
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対象学年 | 中学生 高校生 |
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【2021年平均点】Aグループ 14.9点 / Bグループ 14.1点
【2020年平均点】Aグループ 14.1点 / Bグループ 14.2点
【2019年平均点】Aグループ 13.6点 / Bグループ 13.5点
愛知県高校入試の国語は「点取り教科」と言われています。5教科のなかで一番平均点が高く、知識を必要とする問題も少ないため、受験生にとっては良心的な教科といえるでしょう。
しかしその分、受験対策をしにくい教科とも言えます。実力がついていく過程を実感しにくく、不安に駆られる受験生も少なくないのではないでしょうか。ここでは、愛知県の高校受験における国語の解き方、コツを簡単に解説します。これを参考にして、国語に自信を持って取り組むことができるようになりましょう。
評論文は、筆者が難しい言葉を使って1つのテーマに関する自分の考えを書いたものです。「なんかよくわからない」国語が苦手な子にとっては、おそらく一番の鬼門ではないでしょうか。
しかし難しい文章を一気に読んで、内容を完全に理解する必要はありません。入試では、段落ごとに内容を理解できれば十分なのです。解き始めるときに、最初に文章を最初から最後まで読んだ後解答する、というやり方はとても非効率です。よほど読むことが得意でない限りお薦めしません。
鉄則は「設問から読む」です。最初に設問を読んで、聞かれている内容を把握して、それを意識しながら1段落読みましょう。その後、もう一度設問に戻り、解答。そして次の設問に目を通してから、本文を読む、…といった流れです。
上の問題であれば、問題①は②段落だけ読めば答えられますし、問題③の答も、必ず④段落に存在します。④段落の8行だけしっかり読めば答えることができるのです。
国語が苦手であれば、まずは読み方に注意して解けるといいですね。小説も基本的には同じ読み方です。小説では特に、登場人物の感情の読み取りに注意しましょう。喜怒哀楽、その他複雑な感情を読み解くことが、正解につながります。
国語22点のうち、3点分を漢字の問題です。書き取り問題が1点、読み問題が1点、そして四字熟語や選択問題など(AグループとBグループで形式が異なる)で1点の計3点分です。
漢字は一朝一夕でどうにかなるものではありませんし、山を張れるものでもありません。定期テストのときに、テスト範囲の漢字をどれだけ頑張って練習したか、その努力が如実に現れます。
勉強法としては市販のテキストをやるなり、学校教材の漢字を一通り復習するなどでしょうか。個人的には定期テストの解き直しがお薦めです。学校の先生は生徒が読みにくいだろうな~とか間違えるだろうな~と考えながらテストを作るわけですから、必然入試に出題されやすい問題が集まります。
古文、と書きましたが、愛知県の高校入試の古文はもはや短い現代文です。ほとんどの意味が注意書きに書いてあり、そこを中心に読んでいけば十分意味は読み取れます。注意すべきはこれが大問4である、ということです。
最初から順番に解いていけば、最後の問題が一番時間的プレッシャーが大きいものです。せっかくの得点源なのに、焦って読めなかった!ということのないよう普段から落ち着いて解くよう心がけましょう。
また(注)にもしっかり着目しましょう。文章の中で詳しい説明が文末に現代語でなされていますが、この部分がヒントになることもあります。
よくでる古語
「~ず」 文末にきて、~ではない、と否定を意味する。
「曰はく」 〇〇が言うことには、直前には人がくる。ほぼ100%出る。
「~なり」「~べし」 断定を意味する。~である。
高校になって本格的に古文を学習すると、皆口々に、高校入試の古文は古文じゃなかった!と言います。ですから古文に苦手意識を持っている人でも、短い現代文として読むようこころがけましょう。
しかしこの問題にも解くポイントがあります。それは、「使う語が指定されている」「書き出しが与えられている」という点です。
使う語が指定される→使う文が指定される→使う文をつなげる
書き出しが与えられる→使う文が指定される、文末が指定される
※最初から文末が指定されるパターンもあります。
このパターンを理解して解き進められれば、どんな問題でも突拍子もない答を書くことは無くなります。
例えばこのような問題です。文の型は「真の大人とは、…人のことである。」
指定語句は「疑問」「創造性」の2語です。
まずは指定語句と書き出しの文を本文中にチェックします。
ここから要らない文章を削除します。この段落は全部で約470字ほどです。これを80字以内、つまり約6分の1に削らなければいけません。
残して置くべき文は、指定語句を含む文、その文と順接でつながる文(つまり、そして…など)です。逆に削除候補の文は、例を挙げた文、指定語句を含む文と逆接でつながる文(だが、しかし…など)です。もちろんすべてがそうとは限りませんが、考え方の一例として知っておいて損はないでしょう。
かなりすっきりしましたね。
あとは残った文を、意味の通るようにまとめるだけです。同じことを何回も言ったり、文と文のつながりがおかしくならないように注意してまとめてみましょう。
因みに模範解答は、「真の大人というものは、あらゆることに疑問をもち、創造性を働かせるような、子どもっぽさを残している人のことである。」となります。
同じような意味であれば正解となります。使う文が合っていても、文章としてのつながりがおかしいものは不正解となります。
また本文中で使われている語句はそのまま書く、というルールも重要です。本文では漢字なのに、解答でひらがなにしてしまってはダメです。
上の例であれば、「子どもっぽさ」を「子供っぽさ」と書いてはいけない、ということですね。
上記の問題は平成29年度の問題です。単に文章を読んで答え探すようなシンプルな問題ではなく、文意を把握した上で、出題の意図を汲みながら解き進める必要があります。また、所謂「ことばのきまり」などで出てくるような国文法の語句もしっかり押さえておかなくてはなりません。
このような選択問題は基本的に消去法で解きます。出題者は作者の意図と反する選択肢を作ることは許されません。ですからどの問題も、誤答と正答ははっきりしているのです。つまり誤答の選択肢は、文章とは絶対に異なる内容で作られているわけなので、むしろ誤答の方が理由を探しやすいのです。この「絶対に」というのが重要です。何となく違う、なんて答えはないのです。正答は、単語の言い回しなどを変えるなので、細かい変化が加えられたりする分見つけにくいので、必ず消去法で誤答から探すように心がけましょう。
文章中に書かれている内容として適切なものを答える問題です。なんと1問解答で2点です。
答えはイなのですが。その他の選択肢を見てみて下さい。
赤線が引いてある部分が、本文に一切書かれていないことです。例えばアの「科学実験」やオの「短期間で学習」など語句そのものは本文中には書かれているものの、選択肢では全く的外れなことを言っています。
黄色に至っては真逆のことを言っています。
一方青囲いの部分は、本文中では「体得する」という言い回しになっていますが、選択肢では「身に付ける」と言い換えられています。
本文が難しい言い回しで作られているので、正誤の判断がつきにくいと思うかもしれませんが、上記のように、全く書いていなかったり、真逆のことが書かれていたりするわけです。コツをつかんで練習を積めば、簡単に2点取ることができるようになります。
今後は、今まで以上に深く読み込む力が必要です。レベルの高い問題が増えるということは、進学校を目指す上位層にとっては死活問題です。この2点問題が大きく合否を左右することは言うまでもありません。
最後に…
国語の最良の勉強法は、過去問を解くことです。出題形式に慣れる。いろいろな問題に触れる。これが鉄則です。
また特に1,2年生は定期テストの漢字の問題をしっかり勉強するようにしましょう。受験の時に漢字を始めるのははっきり言ってあほらしいです。漢字3問の山が張れるならいいですが、無理でしょう。
国語は他の教科と違い、答えが必ず本文中にあります。その答えを限られた時間でどれだけ素早く探せるか、これが入試です。
それには反復練習が必須。国語が苦手だと思っている子は、まずはたくさん問題を解きましょう。すると少しずつ解くパターンが見えてきて、「なんだこんなもんか」と思える時がきっと来るでしょう。
ただ過去問をやるだけで伸びるのなら誰も苦労しません!受験勉強には、正しい戦略と自学自習が必要不可欠です。受験に向けて何をどう勉強すればいいのか不安、今のままでは合格できないかも、という方は是非ご相談ください。
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